地獄の日曜日
こんばんはグリズリーです。
昨日妻からは最後の同居について考えてみるとの返事を貰いましたが、やはり落ち着いて1人で考え込む時間があるとネガティブな、私が顔を覗かせるのです。
同居っても愛情も信頼も薄れちゃったって言ってるじゃねーか。
そんな状況で一緒に住んでみて何か変わんのか?金の無駄遣いなんじゃねーの?
離婚届も用意してるみたいだし、こりゃダメだろうよ。さっさと再婚でも考えろよ。まぁお前みたいなクソ野郎に愛情感じる馬鹿なんてこの世にいないだろうけどな。
私の中の私が朝から私に訴えかけ続け、とうとう今日は耐えられず外に出ることにしました。
現在日本では3組に1組の夫婦が離婚をしているとのこと。
って事は電車で向かいに座ってるあのおじさん。指輪つけてないけど、ずっと独身なんじゃなく離婚経験者なのかな。あ、斜向かいに座ってる夫婦、あの人たちは3分の1にならなかった勝者か。
そう思うと電車の中にいる一人ひとりだけでもそれぞれ壮絶なドラマがあり、みんなそれを知らず、知ろうともせず、我関せずで、世の中にはとんでもない量のドラマが溢れてるんだ。
なんて思いながら電車に揺られ、横浜に向かいました。
なんで横浜?って、いや、理由はありません。
ただただ人が多いところに行って、勝手にそれぞれの人生を妄想して、自分の小ささを感じたかったんです。
結果、自分の惨めさや愚かさを浮き彫りにするだけでした。
このままでは帰りの京浜東北線に飛び込むのは間違いなかったので旧友に片っ端から連絡して、女友達の1人に会ってもらいました。
ずっと禁酒を続けていたのですが、死ぬくらいなら飲めと半ば強引にすすめてもらい、お酒を口にしました。
願がけを破ってしまいました。
もう願いは叶わないのだろうかなんて考えながら時を過ごし、今はその帰りです。
友達は、アンタのことふるなんて、中々の女ね。離婚したら私が結婚してあげるからさっさと別れな。なんてお世辞を言って励ましてくれましたが、元々酒に酔わない私。さらに願がけを破ってしまったという罪悪感から全く友人の行為を素直に受け止められず、友人に悪いことをしてしまったと、後悔しか感じられません。
離婚によって自分がダメな事を知るだけでなく、周りにまで迷惑をかけるようになったかと。俺もとことん落ちぶれたなと。
自分の価値が見いだせなくなってきました。
急性アルコール中毒にでもなって死ねたら良かったのに。なんで酔わないんだと自らの体を恨みます。
あとは、本日、携帯の待受、ロック画面、しめじの画像を妻で無く、サンプル画像に変更しました。
諦めてはいけないと思いながらもおそらく自身を守るために自然に行ってしまった行動でしょう。
楽しく過ごせた、妻から愛されていた過去の写真を見ることでは先は無いと本能的に感じたのです。
今、神社への参拝を終え、もう少しで家です。後はパソコンの壁紙を変え、妻との事を諦めないのと同時に妻との思い出を忘れる事を進めていきたいと思います。
こうして夜間外を歩いていると、世界には私しか居ないような錯覚を感じることができます。
人を好きになった事によって、こんなに辛い思いをするのなら、そもそも好きになる相手なんて現れなければよかったのに。
ずっと1人で何の成長もなく非生産的な人生を歩み、誰にも知られることなく消えられたら良かったのに。
今日ほど強く思う日はありません。
とはいっても明日は仕事。
プライベートを持ち込み支障を出してはプロ失格。
なんとか、何も無かったように、向かいの席のおじさんのように、誰にも知られず知ろうともしてもらえぬドラマを演じていきたいと思います。